予防接種

予防接種のご案内

私たちは、日常生活の中では、さまざまな細菌やウイルスが共存しているため、それに対する抵抗力がないと病気(感染症)にかかってしまいます。
予防接種とはワクチン(病原体の毒性を弱めたり、無毒化したもの)を接種して、免疫(病気に対する抵抗力)を作ることにより、発病を予防したり、症状を軽くしたりする方法です。

予約について

原則的に予約をいただいております。窓口までお問い合わせください。

TEL:0568-77-8018

小児予防接種

定期予防接種

  • B型肝炎
  • ヒブ
  • 小児用肺炎球菌
  • 四種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ)
  • 五種混合(Hib、ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ)
  • BCG
  • 水ぼうそう(水痘)
  • 麻しん/風しん混合(MR)
  • 日本脳炎
  • 二種混合(ジフテリア、破傷風)
  • 不活化ポリオ
  • ロタウイルス
  • HPV(ヒトパピローマウイルス:子宮頸がん予防)ワクチン

詳しくは小牧市ホームページをご覧ください。

子宮頸がん予防接種について

子宮頸がんとは?

子宮頸がんは、子宮の入口付近である子宮頸部にできるがんです。

原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で、HPVワクチンを3回接種することによって予防が可能ながんです。

子宮頸がんは近年国内での患者数・死亡数がともに増加している病気です。

日本において年間約1万人罹患する病気で約2,800人が死亡しており、特に20〜40代が増加しています。子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。

子宮頸部に感染するHPVの感染経路は、性的接触と考えられます。HPVはごくありふれたウイルスで、性交渉の経験がある女性のうち半数以上が、生涯に1度は感染すると考えられる一般的なウイルスです。
そのうち一部の女性が子宮頸がんを発症することになります。HPVに感染してから子宮頸がんに進行するまでの期間は、数年~数十年と考えられます。
これらの異形成は、一般的に症状が出現しないため、子宮頸がん検診で見つけられます。
しかし、がん検診を受診しないと、気づかないまま、子宮頸がんに進行することがあります。子宮頸がんは、ワクチンでHPVに感染しないように予防すること、がん検診でがんを早期発見・早期治療し、子宮頸がんによる死亡を予防することができます。

HPVワクチンとは?

 国内で承認されているHPVワクチンには3種類あります。

  • サーバリックス (2価)
  • ガーダシル (4価)
  • シルガード (9価)

サーバリックス (2価)

2価ワクチンは、子宮頸がんの主な原因の65%を占める高リスク6型と18型への感染を予防するワクチンです。

ガーダシル (4価)

4価ワクチンは、高リスク16型18型と低リスク6型11型の4つの型の感染を予防するワクチンです。

シルガード (9価)

9価HPVワクチンは、さらに5つの高リスク型 (31/33/45/52/58型) に対するワクチンです。子宮頸がんの原因となる88.2%をカバーできるようになりました。

HPVワクチンに含まれるウイルスの型の図解

これらワクチンはHPVの感染を予防するもので、すでにHPVに感染している細胞からHPVを排除する効果は認められません。
したがって、初めての性交渉を経験する前に接種することが最も効果的です。
現在世界の80カ国以上において、HPVワクチンの国の公費助成によるプログラムが実施されています。
なお、海外ではすでに90%以上の子宮頸がんを予防すると推定されている9価HPVワクチンを公費接種としている国もあります。

小牧市では、2価、4価に加え9価HPVワクチン(シルガード)も令和5年4月1日より公費接種対象となりました。

対象者
  1. 小牧市に住民登録のある方
  2. 小学6年生から高校1年生の年齢に相当する女子
キャッチアップ接種対象者

次の2つを満たす方が、あらためて接種の機会をご提供する対象となります。

  • 平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性(注1)
  • 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない(注2)

注1:このほか、平成19(2007)年度生まれの方は、通常の接種対象の年齢(小学校6年から高校1年相当)を超えても、令和7(2025)年3月末まで接種できます。
注2:過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、母子健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。

接種の対象に該当する方は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間、HPVワクチンを公費で接種できます。

接種回数・接種間隔

いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましい。

  1. 4価ワクチン(ガーダシル)

全3回接種が基本です。

  • 1回目の接種
  • 前回の接種から2ヶ月後に1回接種
  • 前回の接種から4ヶ月後に1回接種

6ヶ月間のうちに3回の接種を受ける必要があります。

1回打っただけの効果、および2回打っただけの効果の減弱程度は不明です。
接種回数は1~2回ではなく、3回打たなければ正しい効果が期待できないとお考えください。

  1. 9価ワクチン(シルガード)

2回又は3回接種が基本です。

1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合は合計2回接種

  • 1回目から6ヶ月後に2回目接種

1回目の接種を15歳になってから受ける場合は合計3回接種

  • (標準的な接種間隔)
    1回目から2ヶ月後に2回目接種、1回目から6ヶ月後に3回目接種
  • (標準的な接種間隔が接種できなかった場合)
    1ヶ月以上あけて2回目接種、2回目から3ヶ月以上あけて3回目接種
ご予約・ご来院について
  • 予約は、受付または電話で承ります。
  • 当院では、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)のどちらかで、2価ワクチン(サーバリックス)はメーカーの出荷調整により、取り扱いを中止しています。
  • 未成年の方は原則保護者の同伴が必要です。
    4価ワクチンの2回目接種以降、高校生以上の方で保護者が同伴できない場合は、予診票に、保護者署名の上ご持参ください。
    (中学生以下の方は2回目以降も保護者同伴にてお願いいたします。)
    9価ワクチンを希望される未成年の方は、2回目以降も保護者同伴にてお願いいたします。
    成人の方で可能な方は、事前に接種予診票を記入しお持ちください。
  • 接種後は急な副反応が起きることがありますので、すぐに帰宅せず30分程院内で安静にしてください。
  • ワクチンは、保存期間が限られているため、受診キャンセルの際には前日までに必ずお電話ください。事前連絡なしにキャンセルされた場合、次回接種をお断りする場合がありますのでご了承ください。

任意予防接種

ワクチン名費用
おたふくかぜ1歳から小学入学前まで 1回目 無料
2回目 自費6,600円
インフルエンザ3歳未満2,500円(税込)
3歳以上3,500円(税込)

接種に必要な持ち物

  • 母子手帳
  • 問診票
  • 診察券
  • 保険証
  • 各種受給者証 

愛知県広域予防接種事業について

市外のかかりつけ医療機関で以下定期接種の接種が可能です。

  • こどものB型肝炎、四種混合、Hib、肺炎球菌(13価)、ロタウイルス、不活化ポリオ、日本脳炎、MR、水ぼうそう、子宮頸がんワクチン

まずお住まいの市町村の担当課にご相談ください。

一般予防接種

大人になってからもワクチンで予防できる病気(VPD)の観点から予防接種は非常に重要です。
年代を大きく分けると、思春期、子育て世代、現役ミドル世代、シニア世代に分かれます。それぞれの年代で予防接種を行うことが重要になります。

どんな予防接種が推奨される?

思春期世代

  • 自身の重症化を予防する(MRワクチン、水痘ワクチン、おたふくワクチン、インフルエンザワクチン、日本脳炎ワクチン)
  • この年代で感染しやすくなるもの(HPVワクチン、B型肝炎ワクチン、髄膜炎菌ワクチン)など

子育て世代

  • 自身の重症化を予防する(MRワクチン、水痘ワクチン、おたふくワクチン)
  • この年代で感染しやすくなるもの(HPVワクチン、B型肝炎ワクチン、髄膜炎菌ワクチン)など

現役ミドル世代

  • 免疫力が弱くなってきてかかりやすくなる(インフルエンザワクチン、帯状疱疹ワクチンか水痘ワクチン)
  • 自身の重症化を予防する(MRワクチン、水痘ワクチン、おたふくワクチン)

シニア世代

  • シニア世代が注意すべきもの(インフルエンザワクチン、高齢者の肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンか水痘ワクチン)など

ワクチンスケジュールは以下ホームページに記載されていますので、ぜひ参考にしてください。

一般予防接種料金表

ワクチン費用(税込)
インフルエンザ3歳未満2,500円
3歳以上3,500円
65歳以上1,200円
助成
(小牧市)
帯状疱疹ビケン自費8,800円
補助
(小牧市)
3,000円
シングリックス自費22,000円
補助
(小牧市)
10,000円
1回につき
子宮頸がんガーダシル小6年~高1年公費負担
相当の女子
任意・自費16,500円
シルガード9小6年~高1年公費負担
相当の女子
自費27,500円
肺炎球菌ニューモバックス定額
(小牧市)
2,000円
自費8,800円
プレベナー自費11,000円
バクニュバンス自費12,000円
RSウイルスアレックスビー自費26,400円
風疹助成
(小牧市)
無料(1回)
自費6,600円
麻疹・風疹混合(MR)自費9,900円
日本脳炎自費7,700円
おたふくかぜ自費6,600円
BCG自費6,600円
破傷風自費3,300円

小牧市の予防接種の情報は小牧市のホームページをご参照ください。

帯状疱疹ワクチン

50歳以上の方は、ワクチンを接種することによって帯状疱疹を予防することができます。

帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスによって起こり、ピリピリと刺すような痛みと、赤い斑点や小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。

加齢などによる免疫力の低下が原因だといわれており、疲労やストレスなども発症のきっかけになります。

日本人成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内の神経のそばに潜んでいて、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹にかかると言われています。

帯状疱疹の症状

発症すると、皮膚の症状だけではなく神経にも炎症を起こし、痛みが現れます。
神経の損傷がひどいと、皮膚症状が治った後も痛みが続くことがあります。
3ヶ月以上痛みが続くものを 帯状疱疹後神経痛(PHN) とよびます。
帯状疱疹後疼痛(PHN)の痛みは、「刺すような痛み」や「焼けるような痛み」と表現され、人によっては、数年にわたって痛みが改善されないこともあります。
50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割がPHNになるといわれています。
特に高齢者ではリスクが高いため、PHNを防ぐ為にも帯状疱疹の予防が大切です。

当院の帯状疱疹ワクチン

当院では、2種類の帯状疱疹ワクチンをご用意しております。
従来からの水ぼうそうの予防にも使われている水痘生ワクチンと2021年1月に発売となった不活化ワクチンの「シングリックス」です。

シングリックスはウイルス表面のタンパクの一部を標的とした不活化ワクチンで、生ワクチンに比べて、予防効果が高くて、長く効果が期待できる反面、値段が高いなどのデメリットもあります。

それぞれの特徴を下記表にまとめましたのでご覧ください。

帯状疱疹ワクチンの比較

  • 小牧市では、経済的負担を軽減し健康の保持と増進を図ることを目的とし50歳以上の市民を対象に帯状疱疹ワクチンの接種に要する費用の一部を助成しています
乾燥弱毒生水痘ワクチン
ビケン
乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン
シングリックス
ワクチンの種類生ワクチン不活化ワクチン
接種回数1回2回(2ヶ月後に2回目)
遅くとも6ヶ月後までに接種
予防効果50~60歳代:50%~60%
70歳代:41%
80歳代:18%
50~60歳代:90%
70歳代:90%
80歳代:89%
効果の継続期間5年程度10年程度
費用8,800円22,000円(1回)
市の補助3,000円1回につき10,000円
副反応1%
接種部位の痛み・腫れ・発赤
3日~1週間で消失
6~11%
接種部位の痛み・腫れ・発赤・発熱
3日~1週間で消失
長所・1回で済む
・値段が安い
・免疫が低下している方でも接種可能
・予防効果が高い
・持続期間が長い
短所・免疫が低下している方には接種不可
・持続期間が短い
・痛い2回接種が必要
・値段が高い
  • 当院では希望に応じてどちらのワクチンも接種可能です。選択に迷われる場合にはご相談ください。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌とは

肺炎球菌とは、その名の通り肺炎を引き起こす強力な細菌です。肺炎球菌は主に鼻やのどの奥に存在する菌で子どもでは無症状での保菌が多く、成人でも3~5%くらいの割合で常在しています。 唾液などを通じて感染し、肺炎や気管支炎、中耳炎、髄膜炎、敗血症など重い合併症を引き起こすことがあります。

肺炎は我が国の死亡原因の第5位となっており、日常でかかる肺炎の原因で一番多いものが肺炎球菌と考えられています。

肺炎で亡くなる方の97%以上が65歳であることから、特に高齢者では肺炎球菌による肺炎などを予防することが大切です。

肺炎球菌ワクチンとは

肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐためのワクチンです。 ただし、肺炎球菌ワクチンは全ての肺炎を防ぐものではありません。

肺炎球菌ワクチンの種類

1. ニューモバックスNP

23価の肺炎球菌多糖体ワクチンであり、23種類の肺炎球菌に対する抗体を作り出すことができます。
肺炎球菌感染症の原因菌のカバー率は65%~68%となっています。
5年後効果は低下してしまうので肺炎の予防には5年毎の接種が推奨されます。

小牧市による助成対象・肺炎球菌ワクチン【ニューモバックス】

  • 小牧市内に住民票があり、過去に肺炎球菌ワクチン接種の助成を受けたことがない方
  • 65歳の方:65歳以上66歳未満、誕生日の前日まで(肺炎球菌ワクチン接種券持参必須)自己負担額 2,000円(接種1回のみ)
2. プレベナー13

ニューモバックスNPと共通する12種類に1種類(6A型)加えた13価結合型ワクチンで、肺炎になりやすい13種類の菌株に対する免疫を獲得できます。
原因菌のカバー率はニューモバックスに比べやや劣りますが、記憶免疫と呼ばれる高い免疫効果を期待することができるため、一度接種すると一生効果が持続します。
またニューモバックスと併用することで強い肺炎予防の効果ができます。
※併用する場合、日本感染症学会によると、ニューモバックスNPを打ってから最低1年の間隔が保たれればその安全性には問題が無いといわれています。
プレベナー13接種後のニューモバックスNPの接種は、ブースター効果が確認されている1年後~4年以内が望ましいです。

3. バクニュバンス

バクニュバンスとは、15種類の肺炎球菌に対するワクチンです。2022年9月に日本で承認され、3種類のワクチンの中で最も新しいワクチンです。
プレベナー13にさらに2種類の22F、33Fの血清型が追加され高い効果があり、血清型3についてもプレベナー13よりも優位な効果があります。
バクニュバンスでカバーされる原因菌は、65歳以上の肺炎球菌性肺炎の原因菌全体の43.3%を占めるといわれてます。
「絶対に肺炎にかかりたくない」という方は、ニューモバックスNPと併用しながら接種することを推奨します。
※併用の場合 日本感染症学会によるとニューモバックスNPを打ってから最低1年の間隔が保たれれば、その安全性には問題ないといわれています。
バクニュバンス接種後のニューモバックスNPの接種は、ブースター効果が確認されている1年~4年以上が望ましいです。

肺炎球菌ワクチンの副反応

ワクチン接種後、注射部位を揉む必要はありません。

接種後急激な副反応(ショック、アナフィラキシーなど重度のアレルギー反応)が出る場合がありますので、病院内でしばらくの間(15~30分程度)様子をみてください。

当日の入浴は可能ですが注射部位をこすらないように気をつけてください。 また激しい運動も避けてください。

局所の副反応としては、接種部位の痛み、発赤、腫脹、かゆみ、だるさなどがありますがいずれも数日中にはおさまっていきます。 かゆみで掻き壊さないように冷やすなどして対応してください。 全身性の副反応としては筋肉痛や疲労感および頭痛、発熱などがあります。

新しい肺炎球菌ワクチンであるバクニュバンスに関しても同様の反応がみられますが、特別な副反応は報告されていません。

どのワクチンをどのタイミングで打てばいいか?

日本呼吸器学会と日本感染症学会の合同委員会より

ニューモバックス未接種の方
  • 定期接種対象の方は、まずニューモバックスNPを接種し、1年以上たってからバクニュバンスかプレベナー13を接種する。
  • 定期接種対象外の方は、バクニュバンスかプレベナー13を接種し1~4年後にニューモバックスNPの接種をするのがお勧めです。
ニューモバックス接種済みの方
  • 1年以上間をおいてバクニュバンスかプレベナー13の接種を考慮。
    5年後に再度ニューモバックスNPの接種をするがおすすめです。
    プレベナー13とバクニュバンスはほぼ同じ位置づけなので、どちらかの接種で大丈夫です。

肺炎球菌ワクチン価格

薬剤名ニューモバックスNPプレベナー13バクニュバンス®
ワクチンの種類PPSV23PVC13PVC15
(23価多糖体ワクチン)(13価結合型ワクチン)(15価結合型ワクチン)
ニューモバックスの前に投与することでブースター効果が得られる
当院での価格定期 2,000円(小牧市)(65歳 1回のみ)
任意(自費) 8,800円任意(自費) 11,000円任意(自費) 12,000円

RSウイルスワクチン

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされていますが、その後生涯に渡って何度も感染と発病を繰り返します。
そのため、成人、特に高齢者にも影響をおよぼす可能性があります。

RSウイルス感染症の症状

発熱、鼻汁などの軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。
RSウイルス感染症の感染経路は、飛沫感染・接触感染です。
一度に大量のウイルスに曝露して感染することによって、症状が重くなる場合があります。
高齢者、慢性の基礎疾患(喘息、閉塞性肺疾患COPD、心疾患など)、免疫機能が低下している方は、RSウイルス感染症の重症化リスクが高く、肺炎、入院、死亡などの重篤な転帰につながる可能性があります。 
現在、成人においてはRSウイルス感染症に対する特定の治療薬はありません。そのため重症化を防ぐためのワクチンをお勧めします。

当院のRSウイルスワクチン

アレックスビーは、60歳以上を対象とするRSウイルス感染症予防ワクチンとして2023年9月に日本で初めて承認を取得しています。高齢者、慢性の基礎疾患(喘息、COPD、心疾患など)、免疫機能が低下している方を含め、RSウイルスによる下気道疾患に対して全般的に高いワクチン効果が認められました。

風疹ワクチン

風疹とは、風疹ウイルスによってひき起こされる感染症です。

一般的には1歳から小学校低学年の子供に多い病気ですが、現在では成人にも多く、特に10代後半から50代前半の男性や10代後半から30代前半の女性が多く発病しています。

風疹の症状

症状としては、発熱とともに全身に発しんが出現し、耳の後ろや首のリンパ節の腫れを伴うことが多くあります。 子供の場合、発熱と発しんはたいてい3日程度でおさまりますが、成人の場合、全身の関節炎を伴うなど症状は子どもより重くなる傾向があります。

妊婦の風疹感染の危険性

風疹で特に気をつけなければならないのは妊婦が感染した場合です。妊娠初期に風疹にかかると、ウイルスが胎児にも感染して流産したり、赤ちゃんに先天性風疹症候群(CRS)という障がいを引き起こすことがあります。 赤ちゃんがそのような生まれつきの病気にならないためにも、ご家族みなさまで風疹の予防接種を受けることをお勧めします。

妊娠中は風疹の予防接種を受けることができませんので、女性は妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。

大人の風疹予防接種の助成について

小牧市では、先天性風しん症候群の発生を抑えるために大人の風疹ワクチン予防接種費用の助成を行っています。

また、成人男性の方の、市から配布されるクーポン券による「風疹の抗体検査及びMRワクチン接種」も受け付けています。お済みでない方は是非受けてください。

インフルエンザ予防接種

インフルエンザワクチン接種について

接種料金に関してはトップページのお知らせをご覧ください。
インフルエンザの効果が出るまで2週間ほどかかると言われてます。
また、効果が持続する期間は、接種後の2週間から5ヶ月ほどと言われてます。
したがってインフルエンザの効果発現のタイミングをみて、予防接種を受けていただく事が大切です。

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