各種検査

CT検査

当院では昭和56年よりCT検査を導入し、現在はより精密なCT撮影をより短時間で実施することが可能なマルチスライスCTを予約なしで受けることが可能です。

CT検査により頭部、胸部、腹部の各種病変や癌の早期発見などに威力を発揮します。

撮影した画像は1F診察室にて、医師とともにすぐに確認、説明を受けられます。

当院CT検査の特徴

  1. 新しいCT完備
    当院のCTは、新しい富士フイルムヘルスケア(旧日立製作所)16列マルチスライスCTで最小撮影幅は0.675mmとなっており、1mm以下のとても小さな病変でも検出可能です。
  2. 身体の負担軽減
    また検査時間が5分と短時間の撮影、低被ばく検査を実現しています。 静かで、体内にボルトやペースメーカーが入っていても検査可能です。
  3. 当日に結果説明
    最短で当日に結果説明を行うことができます。

CT検査で発見することが可能な主な病気

脳の病気くも膜下出血、脳出血、脳梗塞の一部
胸部の病気肺がん、肺炎、肺結核、気胸、胸部大動脈瘤、胸部大動脈解離、リンパ節の腫れなどが小さなものまで発見可能です。
腹部の病気肝臓・胆のう・膵臓の癌、結石、炎症の確認、盲腸(虫垂炎)、大腸憩室炎、腹部大動脈瘤、腹部大動脈解離、腎臓・尿管・膀胱などの泌尿器系や子宮・卵巣などの婦人科系の癌、結石、炎症などの確認、骨粗鬆症、骨の変形、骨折、骨腫瘍など整形外科的疾患の確認など多岐に渡っております。

頭痛、発熱、息苦しさ、腹痛などの精査や、血栓(血のかたまり)、胸水、腹水などの診断・治療評価などにも汎用されます。 通常のCT機能のほか、下記の機能が追加されています。

内臓脂肪測定

腹部CTを撮った際、腹部において解析ソフトを使用しますと、内臓脂肪の程度は瞬時に測定されます。正確な脂肪量の評価は、メタボと関連のある糖尿病、高血圧症、高脂血症などの予防に把握しておかなければならないデータと考えます。 メタボの方はしっかり評価の上、ダイエットに励んでいただく必要があります。

肺気腫評価

肺の全体をCTにてスキャンして腫瘍、炎症の評価の後、解析ソフトにて評価します。 日本人男性の喫煙率は、約30%と先進諸国より高率で、煙害の影響も無視できず、肺気腫の程度がたちどころに評価されます。 ご高齢になってからご家庭で酸素投与療法(HOT)の導入とならないように、喫煙者の方は、現状を把握されることをお勧めします。

2019年に国立がん研究センターが発表した全国の「がん」の部位別死亡数(男女計)の第1位:肺、以下第5位まで大腸・胃・膵臓・肝臓の順となっています。

お腹のがんの発見には、内視鏡検査や超音波検査も有用ですが、これらの病気はCTで偶発的に見つかることも決して少なくないです。 また肺がんは、検診で用いられているレントゲンでは見つからず、自覚症状がでて病院に行ったときには既にかなり進行してしまっていることも少なくありません。 小さな病変も見つけることができるCT検査は、定期健診の際に加えて受けていただくこともよいかと考えます。

経鼻内視鏡検査

細いファイバーを用い、鼻から入れる胃カメラを経鼻内視鏡といいます。
口からの胃カメラと比べ 検査時の吐き気、不快感が大幅に軽減され苦痛が少ないとされています。
両方の検査を受けた人の9割が次回も鼻からの胃カメラを希望するという報告があります。
DOI CLINICでは、PENTAX製の新しい経鼻内視鏡を導入しています。
先端が5.2mmと非常に細く視野が140度と広く、また、PENTAX独自の画像強調機能(OE)により高い精度で食道、胃病変の発見をサポートします。
経鼻内視鏡検査は、食道、胃、十二指腸まで直接見ることができるため、異常が疑われる部位があれば、その場で組織検査をすることが出来るのが最大の利点です。
組織検査は内視鏡を通して小さな組織片を痛みなく採取することが出来ます。
お腹の症状がなくても、一年に一度は検査することをおすすめします。

経口内視鏡と経鼻内視鏡との違いの図解

単純X線検査

  • 骨部単純
    骨折・骨変形・脱臼などを診断します。
  • 胸部単純
    肺や心臓などの病気について、多くの情報を得ることができます。
    肺炎、肺結核、肺癌、心肥大、縦隔腫瘍などの診断に有用です。
  • 腹部単純
    腸閉塞、消化管穿孔、腹部全般(ガスなど)を観察するために行われます
X線撮影後のレントゲン写真イメージ

超音波検査

人体には無害な超音波を用いて、痛みなどなく身体の表面近くや動きのある

臓器、血管などの様子を正確に診断する検査です。

予約不要です。

超音波検査機器の写真

当クリニックで行っているエコー検査

  • 頸動脈エコー
    動脈硬化プラークの存在と程度を判定し、動脈硬化を診断します。冠動脈や脳動脈等を含めた、全身の動脈硬化を判断する窓口として重要です。
  • 甲状腺エコー 
    甲状腺機能異常、甲状腺腫、慢性甲状腺炎(橋本病)、バセドウ病、甲状腺腫瘍、甲状腺癌などの診断に有用です。
  • 心臓エコー
    心臓の動き、弁の状態などの観察、心筋梗塞、心臓弁膜症、心筋肥大症心嚢液などの診断に有用です。
  • 上腹部エコー
    肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、大動脈などの臓器を対象とした検査です。
    脂肪肝、慢性肝疾患、肝細胞癌等の肝腫瘍、胆石、胆嚢腫瘍、膵臓癌、腎結石、腹水などの診断に有用です。
  • 下腹部エコー
    膀胱、前立腺、腸管などの臓器を対象とした検査です。
    膀胱癌、前立腺肥大、前立腺癌などの診断に有用です。
  • 皮膚・血管エコー
    皮膚腫瘍、動脈硬化、静脈血栓症などの診断に有用です。

ホルター心電図

心電図

胸部と両手足に電極を付けて、心臓で発生する微弱な電流の変化を記録

して心臓の働きを調べる検査です

ホルター心電図

24時間通常通り日常生活を送りながら心電図を記録し解析する検査です。心臓の異常の有無を調べます。

ホルター心電図使用イメージ

血圧脈波検査

脈波伝播速度(PWV)を測定し、動脈硬化を診断する検査です。

動脈の硬さの程度、動脈の詰まりの程度がわかります。動脈硬化が進むと、脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などの原因となります。血圧を測るのと同じ感覚で、ほとんど痛みなくわずかな時間で測定することが出来ます。

高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などのある方や喫煙習慣のある方は検査をお勧めします。

骨密度測定検査

骨粗鬆症の早期発見・診断のために行っています。

当クリニックでは第2中指にX線(MD法)を当て、骨密度(骨の強度)を測定します。

骨密度が低下すると、骨粗鬆症という病気で骨がカスカスな状態になり転倒でも背骨の圧迫骨折や 大腿骨頸部骨折などになることもあり、定期的に測定することが重要です

ピロリ菌検査

ピロリ菌とは

日本は 先進国の中でもピロリ菌感染率が高く、2人に1人が感染してると言われてます。感染者は、50歳以上に多く、そのうち60~70%が感染者であるといわれてます。
ピロリ菌は、胃がん、胃潰瘍、慢性胃炎、十二指腸潰瘍の原因になり特に、胃がんの8割がピロリ菌の原因と言われています。
疾患予防のためにピロリ菌検査で早期発見・除菌をお勧めします。

ピロリ菌検査・除菌

2013年2月より下記 ①~ ④ の疾患に加え ⑤ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎が ピロリ菌検査・除菌の保険適応となりました。

  1.  胃・十二指腸潰瘍
  2.  胃MALTリンパ腫
  3.  特発性血小板減少性紫斑病
  4.  早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃
  5.  ヘリコパクター・ピロリ菌感染胃炎

これで ほとんどのピロリ感染の患者さまが保険を利用して治療が出来るようになりました。

但し、内視鏡を受けずに、ピロリ菌だけを検査した場合、除菌まで全て自費診療となります。

慢性胃炎で除菌する場合は 下記の ⑴⑵の両方を実施する必要があり、適応があれば医療保険で2次除菌まで治療が可能です。

⑴ 内視鏡検査により、慢性胃炎の所見がある事を確認します。

⑵ 血液検査尿迅速ウレアーゼ試験 鏡検法などでピロリ感染を確認

します。

除菌率は、1次除菌で約70%、2次除菌で約95%です。

治療をする事で胃癌の発生率を約3分の1に減らす事が出来ます。

当クリニックでは、内視鏡検査(胃カメラ)をお勧めしてます。

胃癌を予防したい、胃腸に違和感を感じる等、ご心配の方はお気軽にお問い合わせください。

血液検査・尿検査

静脈から血液を採取し、 その採取した血液から病状などを調べることができます。

生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など)、細菌感染・ウイルス感染など感染症急性疾患の診断や重症度の判定、貧血の診断、肝臓機能の診断など定期検査として欠かせない検査です。

尿検査では、蛋白、潜血反応を調べることにより、糖尿病や腎臓・尿路疾患(膀胱炎・尿路結石症など)の評価を行います。

白癬菌検鏡検査

白癬菌、いわゆる水虫の検査です。足の指など水虫が疑われる湿疹や表皮の一部を採取し、顕微鏡により検査します。

水虫かどうか心配の方、水虫にお困りの方はご相談ください。

アレルギー検査

血液検査から、花粉症・鼻炎、食物アレルギー、アレルギー性喘息、アトピー

などアレルギー疾患の抗原となるアレルゲン(原因物質)を同定することで、病気の原因を診断します。

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